演奏会情報

第36回5つの男声合唱の集い(ANCORの会)が次の通り開催されました。

1、と き 2016年5月22日(日) 午後2時半開演(開場午後2時)
2、ところ 大阪国際交流センター
3、演 奏
(1)アルママータクワイア
トスティ歌曲集から
(2)南澪会合唱団
日本の歌 名曲集
(3)コール・アカデミー関西OB会
男声合唱組曲「月光とピエロ」
(4)大阪男声合唱団
男声合唱組曲「島よ」
(5)六甲男声合唱団
「さすらう若者の歌」
(6)合同演奏
男声合唱組曲「柳河風俗詩」
4、入場料 1000円
5、行き方
地下鉄谷町線・千日前線「谷町9丁目」下車、東へ進み、上本町6丁目「近鉄上本町駅]を南へ、徒歩13分
または、地下鉄谷町線「四天王寺夕陽丘駅⓵番出口を出て北へ400m,コンビニを東へまっすぐ約300m
※ANCORの会は、関西と東京の5つの大学男声合唱団のOBを中心に活動している合唱団のジョイントコンサートです。
※5つの合唱団
アルマ・マータ・クワイア(A)、南澪会合唱団(N)、コールアカデミー関西OB会(C)
大阪男声合唱団(O)、六甲男声合唱団(R)

**************************
第三十六回 五つの男声合唱の集い 合同演奏曲
男声合唱組曲「柳河風俗詩」 作詩 北原白秋 作曲 多田武彦
指揮 上床博久(アルマ・マータ・クワイア)
**************************
「私の郷里柳河は水郷である。さうして静かな廃市の一つである。自然の風物は如何にも南国的であるが、既に柳河の街を貫通する数知れぬ溝渠のにほひには日に日に廃れてゆく旧い封建時代の白壁が今なほ懐かしい影を映す。(後略)」(白秋詩集『思ひ出』―わが生ひたち―より)

言葉の魔術師北原白秋が、多彩な事物を小唄俗謡の調子をもってなだらかに歌う抒情小曲集『思ひ出』の「柳河風俗詩」の章から、多田武彦氏は四編の詩を選んで処女作品である男声合唱組曲「柳河風俗詩」を書いた。
昭和28年、京大卒業後銀行員となった多田さんは、一旦作曲の道を断念したが、作曲家の故清水脩氏の激励とその奨めによって、銀行勤務の傍らア・カペラ男声合唱曲の作曲を再開した。当時、月一回来阪し、天王寺で作曲レッスンをしていた清水脩氏のもとに通って対位法の勉強をしていた多田さんが、清水氏から「なにか習作を書いて持ってきなさい」という指示に従って書いたのが、今日合同演奏する男声合唱組曲「柳河風俗詩」の原型であった。多田さんは昭和28年全国合唱コンクール課題曲に応募し、「柳河」が佳作に入選していたので、これにあと三曲を加えて組曲とし清水先生に提出した。清水氏は三か所ほど直されたそうであるが、ここに男声合唱組曲「柳河風俗詩」が誕生したのである。それから60有余年、100余の組曲を生み出し、今なお男声合唱界で人気ナンバーワンの地位を保ち続ける作曲家多田武彦さんが世に送り出した作品第一号である。冒頭に記した白秋の故郷、廃れ行く水郷の情趣を見事に曲に表現した組曲で、現在も新鮮味を失うことなく、多くの演奏会で取り上げられている。
1曲目「柳河」にでてくるNoskai(ノスカイ)屋は遊女屋、 BANCO(バンコ)は縁台、3曲目「かきつばた」のONGO(オンゴ)は良家の娘のことで、いずれも柳河方言である。
文 増田 博(アルマ)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

トラックバックURL:
http://alma-mater.jp/%e7%ac%ac36%e5%9b%9e5%e3%81%a4%e3%81%ae%e7%94%b7%e5%a3%b0%e5%90%88%e5%94%b1%e3%81%ae%e9%9b%86%e3%81%84/trackback/