AES、晩秋の洛西にて

こんにちは! 皆さまにはもうお馴染みの(いや、まだか?)AESです。2016年11月25日、
よく晴れた穏やかな晩秋の一日、阪急京都線洛西口駅に集合したAESのメンメンは、駅から徒歩5分の特別養護老人ホームサンフラワーガーデンへ。この辺りは徐々に市街化しつつありますが、まだまだ田園牧歌の雰囲気が色濃く残っていて、サンフラワーガーデンの大きなガラス窓からは、田畑や丘陵の竹林が見渡せ、環境に恵まれた施設です。私たちとしてはまる一年ぶりの再訪で、職員の皆さんも暖かく迎えてくださいました。今回はお聴きいただく皆さまと私たちとが一緒になって歌ういわゆる全員合唱の曲を、季節にちなんで初秋から晩秋までの童謡、唱歌を7曲選び、小寺さんの身振り手振りと角家さんのピアノ伴奏に合わせて大声で楽しく歌いました。入所されている皆様、表情や体の動きは様々ですが、楽しそうに、あるいは昔を懐かしむ表情で懸命に歌ってくださいます。毎回のことですが、この全員合唱は歌によるボランティア訪問活動の醍醐味です。
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陽が少し傾きかけたころ、訪問演奏が無事終わったところで、今日はメンバー全員での「柿狩り」です。AESメンバーで長岡京市の公認ボランティアガイド資格を持ち、ガイド経験豊富な石橋さんの案内で、タクシーに分乗して京都・西京区大枝(おおえ)にある千弥農園へ。ここ大枝地区は、その規模では紀和地区に一歩譲るものの品質のよさでは定評のある「大枝柿」(おおえかき)の産地で、見渡す限り一面の柿畑に驚きました。千弥農園はその中の大手農園の一つ。春の筍掘り、初秋の葡萄狩り、晩秋の柿狩り、とそれぞれ楽しんだ後、園内にしつらえられた広間ですき焼き鍋を囲む仕組みです。柿狩りにしばし興じ、もぎたての甘い柿を食べた後、いよいよすき焼きの始まりです。質も量も申し分のない牛肉を腹いっぱい食べ、芋焼酎「一刻者」(いっこもん)のお湯割りに陶酔しながら談論風発、時の過行くのも忘れるわがAESメンバーでした。それでも「雀百まで踊り忘れず」、次回12月2日のステージではX’mas songが予定されているので、“White Christmas”を懸命に練習したのはあっぱれというほかありません。
私たちのグループ名であるAES(アルマ・エイト・セヴンティーズ)について、現在は8人ではないし、60代の人も傘寿を迎えた人もいて、名は体を表さず、ということで、“AアルマEエエ加減なSシニア”とか“AアルマEエエ恰好しいのSシニア”とか、改称の議論が盛んでしたが、今日は新しい呼び名の決定打が出ませんでした。(B2 増田 博・記)
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