AES、「せっつ桜」苑で慰問演奏  ―結成して10回目の演奏です!―

みなさん、こんにちは! 社会福祉施設などで楽しい歌、懐かしい歌をボランティアで慰問演奏活動しているAESです。アルマ団員11人と団員夫人1人(坂井實枝さん)の計12人で活動しています。今回は、6月20日(月)、社会福祉法人成光苑が経営する特別養護老人ホーム「せっつ桜苑」(大阪府摂津市桜町)で入所者の皆さま約40名の方々に私たちの歌を聴いていただき、ともに楽しく歌ってきました。指揮者で司会者を兼ねた角家さんのソフトで優しい語り口の曲目説明とウェルナー「野ばら」の合唱に始まり、AES定番の「見上げてごらん夜の星を」「知床旅情」「筑波山麓合唱団」「田舎のバス」「お祭りマンボ」などを演奏。「田舎のバス」ではいつも大人気の坂井實枝さんの田舎のバスガイドぶりに今回も期せずして拍手喝采が巻き起こりました。前回の慰問では練習不足の馬脚を現してしまった「お祭りマンボ」は、雪辱の練習の甲斐あって坂井實枝さんお手製の揃いの法被を着て祭団扇を打ち振りながら熱唱し、なんとか面目を保ちました。(写真参照。ちょっと小さくて分かりにくいですが…)
そして入所者の皆さまとの全員合唱です。B1小寺さんの音頭取りで「バラが咲いた」「かもめの水兵さん」「雨ふり」「埴生の宿」を歌いました。入所者の皆さまは60歳代後半から90歳代という幅広い年齢層の高齢者ですが、笑顔で喜々として歌っている方をみると本当に嬉しくなります。一方まるで無表情なお年寄りも結構沢山おられますが、それでも小寺さんの手の動きに合わせて歌詞を口ずさんでおられる様子が唇の動きでよく分かります。人生の年輪を刻み、いまこの桜苑で心身を休めておられる方々が、子供時代に母と一緒に歌ったのか、あるいは自分がわが子に歌って聞かせた当時を思いだしたのか、人それぞれに茫々たる往時の思い出の中で童謡・唱歌を口ずさまれる姿にこみ上げるものを感じました。
梅雨のこの季節、この日は晴れの好天で、午後4時過ぎAESメンバーはそれぞれの思いにひたりながら、施設の送迎バスに揺られて「せっつ桜苑」に別れを告げました。 (文・B2増田 博)せっつ桜苑訪問記1606