アルマ通信第182号【発行日2023年1月12日】

         【発行者:アルマ・マータ・クワイア(作成担当:吉里)】
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アルマ団員の皆様
  アルマ通信第182号をお送りします。
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A.連絡事項 
1.練習予定
 1月14日(土)13:00~17:00/中央電気倶楽部
 ・13:00~15:00上床指揮者
  「中勘助の詩から」から「ほほじろの声」「ふり売り」
  「父のいる庭」から「太郎」「早春」
 ・15:00~17:00 上床指揮者・太田指揮者  「記念ステージ曲」
  (注意)1月14日(土)は、Zoom練習勉強会はお休みです。
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 1月18日(水)18:50~20:50/中央電気倶楽部
  松井指揮者 「月光とピエロ」
   *18:30から自由練習。
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2.連絡事項(1/11練習時他)
➀新年に当って  大澤代表
・2023年活動の重点事項や奏会等のスケジュールについては、アルマ通信第181号(2023.1.5発行)」に
「新年ご挨拶」として掲載しました。ご一読をお願いします。
1月14日には、ANCORの会合同演奏曲(父のいる庭)に向けての練習が始まります。
本年も皆様のご支援、ご鞭撻、ご協力を宜しくお願い申し上げます。
➁中西典彦様ご逝去について 大澤代表
  中西典彦様(T1/2012年3月休団)が1月6日逝去されました。
 前夜式が1月8日(太田氏列席)、葬儀が9日(的場・吉里両氏列席)に洛北教会で開かれました。
 アルマからは、代表名で弔電をお送りしました。
 中西様の安らかな眠りを願い、出席団員全員で黙祷を捧げました。
【以下に増田名誉団長による追悼の言葉を掲載いたします】
 中西さんとの思い出のひとこま
  中西先輩の訃報連絡を受けて、中西さんの思い出が眼前を駆け巡ります。
 以下、少し思いつくままに……。
 中西さんは京大合唱団昭和26年卒で、アルマでは佐本さん、梅村さんなどと同期。
 桑原さん、川畑さん、樋口さんなどの一年上、多田(武彦)さん、梅澤さん、木水さん、青木(信美)さんなどの二年上にあたる方で、私からはかなりの先輩ですが、私がアルマに入団して以来今日までずっと優しく親しくご交誼くださいました。
 それまでは枚方の香里園にお住まいでしたが、数年前「高齢になり息子の世話になるから」と、京都・下鴨に移られました。
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 中西さんは京都大学理学部のご出身で、同学部の助手として研究生活をスタートされ、私がアルマに入団した前後の頃に大阪府立大学理学部助教授に転じられました。研究生活の合間を縫って熱心なアルマ団員として欠かさず練習に出席され、響きの高い、美しいテノールとして縦横に活躍されていました。1957(昭和32)年6月、大阪ガスビルホールで開かれたアルマ第4回定演に、私は賛助出演した京大男声の一員として参加しましたが、このときに歌われた「ロシア民謡」ステージで「緋色のサラファン」の独唱をされた中西さんの声が今も耳に残っていて忘れられません。

 その後歳月を経て中西さんは甲南大学へ移られ、理学部長のあと学長に選出され就任されました。深い学殖はいうに及ばず、その滋味深く円満でかつ清潔な人柄は衆目の一致するところで、まさに阪神間の名門・甲南学園の大学長にふさわしい方でした。ところがご在任中の1995年1月17日、阪神淡路大震災が起こり、被害甚大であった神戸・東灘地区にある甲南大学も激甚な被害を受け、中西さんは学長としてその後処理や再建に尽くされていました。
その頃アルマは、2年後に創立50周年を控え、2年がかりで初の海外演奏旅行や記念演奏会などの記念行事を企画しており、計画を進めつつありました。
その中の一つに、神戸出身の作曲家貴志康一の歌曲「かごかき」を多田武彦さんが男声合唱曲に編曲されたものを記念定演のアンコール曲として歌う話が持ち上がっていました。
貴志康一は甲南中学(旧制)から甲南高校(旧制)へ進みましたが、2年で中退してスイス・ジュネーブのコンセルバトワールへ移り、28歳で夭折するまで主に欧州で活躍した人です。甲南学園には貴志康一の記念室のようなものがあるらしく、中西さんは私に「一度見にいらっしゃい。渡すもんもあるし…。」とおっしゃっていましたが大震災で行けないままになっていたところ、ある日呼び出しがかかりましたので、急行お邪魔すると、震災のため学長室は仮設のバラック建てで達磨ストーブが置かれていました。中西学長は長靴姿で迎えてくださいました。その時に頂いた貴志康一作品集は大事に保存しています。第60回定演記念ステージで歌う曲を、先日団員から募集した際、木本さんが「楽譜が沢山残っているし、いい曲だから『かごかき』を歌わないか」と推薦されたことがまだ私の記憶に新しく、私も歌いたく思っています。
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 また、中西さんは理学部長の当時、甲南大学グリークラブの顧問を務めておられましたが、グリークラブ部員の希望で、学生時代一緒に歌った多田武彦さんに男声合唱組曲の作曲を委嘱され、こうして出来上がったのが 尾崎喜八の詩による男声合唱組曲「秋の流域」で、1991年に初演されました。この初演演奏会に私は尾崎喜八詩人の長女・尾崎榮子さんを神戸に招き、演奏会場で中西さんとお引き合わせしましたところ、お二人に大変喜んでいただいたことがありました。
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 あれこれ中西さんの思い出は尽きません。また一人、大事な先輩をなくして本当に寂しくてなりません。
 中西さん、安らかにお眠りください。ご冥福を心からお祈りいたします。

                増田 博
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【添付ファイル】葬儀の際、参列者に配付された栞。
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➂京大合唱団90年誌(編集責任者:槌田さん12月刊)が紹介された B2石橋さん
 石橋さん及び槌田さんから紹介があった。購入希望者は石橋さん迄。
➃AMP(アルマミュージックパーティー)DVD注文募集について(再呼びかけ) 吉里幹事長
 昨年12月募集したが未だ申し込みが少ない(現時点で7名)。申し込みは吉里幹事長まで。
➄団費等納入について(再呼びかけ)  吉里幹事長
 12月から3月(4か月分)団費及び「バッカスフェスタ」参加費(2,0 00円)を請求しました。
 振込みが未だの方は至急お願いします。近い内に未納者に個別に督促メールします。
⓺阪大男声合唱団第70回記念定演の案内 的場ANCORの会アルマ代表委員
 1月22日(日)開場13時15分・開演14時 吹田市文化会館メイシアター大ホール
 第4ステージで「夢の意味」作詩/林望 作曲/上田真樹 が演奏されます。
  主催:阪大男声合唱団 共催:大阪男声合唱団OB会
 入場チケット希望者は的場さん迄。
⓻T2前田康夫さん復団
 T2前田さんが復団され、団員の祝福を受けられた。
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B.練習結果報告
1.1月11日(水) 18:50~20:50/中央電気倶楽部511
 太田指揮者「夢の意味」1朝あけに を中心に4.夢の意味  を練習した。
  *自由練習(18:30~18:50)ではアルマ団歌を練習した。 
 練習録画YOUTUBE次の通り。➀➁➂の順でご覧ください。 
 ➀➁には音声のみの部分がございます。
   クリックしてください
   
   
   
 練習参加者(参加団員合計:33名) (福島ピアニストは都合によりご欠席)
 T1(11名):岩本・大澤・日下部・槌田・南茂・林・町田・松浦・松尾・的場・山田
 T2(8名):芦田・海上・上床・太田・谷野・中塚・前田・吉里 
 B1(7名):上野・大西・香川・北島・木本・杉本・畑山      
 B2(7名):石橋・川口・富田・西村・矢敷・森崎・山下
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2.Zoom練習勉強会結果報告 1月7日(土)10時~11時
 次週水曜日練習曲「夢の意味」練習
 参加者(12名)
  T1大澤・林・的場、T2上床・中塚・吉里、B1木本・杉本、B2石橋・矢敷・森崎・山下
   クリックしてください
   練習録画
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                     以 上