平成28年10月12日練習報告書

平成28年10月14日

10月 12日(水)練習内容・連絡事項報告書

林 茂紀

【1.練習内容】

(1)18:20~18:50  梶田先生指導による「身体起こし」「発声」

・特に「母音発声」の仕方について 「アー」は若々しいが「イ」が老人くさくなるのは何故か?

顎は自然に下に開き、舌を下の歯裏に付ける。喉奥上に風船を入れ、そこへ息を送って発声する。

・「アエイ」「アオウ」で練習。顎と喉奥は同じに保つ(「イ」では少し狭くなるが)。舌奥を上げると「エ」、舌の両端を上に付けると「イ」。頬の筋肉を前に出す(唇の形が変わる)ことで「オ」「ウ」になる。

息は口先ではなく上に送る。

(2)18:50~20:50  田中先生お休みにより梶田先生の指導で「篠田氏委嘱曲」の練習

・始めに4曲を通して歌う

「少年時代」(3:44)「琵琶湖周航の歌」(4:42)「さらば青春」(3:42)「さとうきび畑」(4:08)

「さとうきび畑」

・全体を通して、フレーズの「入り」の音がクリアに聴こえたほうがいいとの指摘あり。

・冒頭の練習。B2「uh-」の入り、音程を合わせ、次にオクターブ上でT1が入ることをイメージして。

T1は、絶対音でなく、B2の出した音のオクターブ上で「uh-」と歌い出す。T2の「lululu-」はどんなイメージで歌い出すか。沖縄の美しい海や風が感じられるように。3小節の1・3拍目を重くしない。B1の「lululu-」は階段状でなく豊かに歌いだすこと。こんなにすてきな所だったというイメージで。

(そこで昔こんなことがあった、という話が続いていく)

・10~16と17~21はT系とB系が対称的になっている(歌詞とヴォーカリーズ)。

B1B2は♯や♭が付く音をしっかり取って歌う。

・21の「なつ(の-)」「ひざ(しー)」は8分音符での動きをクリアに。「な-か-(でー)」は8分音符4つのフレーズにする(4分音符のかたまり2つになっている)。

・24~5「ah-」は男声合唱ならではのハモリ。自然にdim.していけばいい。

・26から(2番)の練習。B2T2「ざわわ」の歌い方、1拍目の「わ」を重くしない。B1の「ひろい」以下がぼやけないように歌う。ここは皆でトントントンと進んでいくといい。

・36「ah-」B系の入り「a」音、形をもってそのタイミングでほしい。後から鳴らぬよう準備して。

B1の37の動きはレガートで。

・39「なつの」の入り、B1B2そろって入るように。

・T系38「やっ(てきた)」8分音符の長さで(16分音符でスタッカート付きに聴こえる)丁寧に。

・49:B1「ah-」(F音)クリアに入ること。(注:48の転調から3番になる)

・56(注:「ざわ(わ)」から4番に)ここからピアノの音型が3連符のリズムになる。歌のほうは8分音符と4分音符でしっかり動かないとぼやける。テンポ感がバラバラ。合わせて、息を流して進んでいくように。最後「るー」は6拍ある(息切れしないように歌う)。

・67:T2B1B2「うーたを」の歌い方、「うー(ウ)たを」と軽く言い直してはどうか。

・69:B1「(ほし)いー」突っ張らず、ていねいに(難しいが)。(「ほしいー」の前で息を吸ってもいい。)

全体も「(ほし)いー」を突っ張らずに「返してほしい」の意味になるように歌うこと。

・T2:71「でー」G音でT1(A音)とちゃんとぶつかって、次のハモリへ。Dim.は72からする。

・(注:72から5番に)81B2「このかなしみは」の音程(半音進行)注意。「はー」でC7が鳴る。

・82「きえないー」の歌い方。「え」は押さえつけず息を流して。「なー」と張り上げるのはおかしい。「いー」平べったい声で突っ張らない。目の前ではなく全体の空間を鳴らせるようにしたい。

・85からの内声、B1はしっかりと、T2はデカくせずキラキラとした硬さがあったらいい。

「琵琶湖周航の歌」

・付点8分音符で180のテンポ。かなりの速さで進んでいく。冒頭のB系に、そのスピード感がほしい。

・15「み」でB系は同音(B♭)になること意識して。

・B2:20~22「しがのみやこーよ」の音程難しい(何度か練習)。

・2番:B2T2「まつー」の入りが遅い。36「あーかいー」のB1もそう(共にビートのタッチが遅い)。

・50からの「hum」B1B2入りの音をもっとはっきり。リズムと音がはっきり見えるように。

・3番4番 ソロ以外の「hum」の練習(その後ソロ入りで何度も練習、特に4番)

・79:T系8分音符1つ1つしっかり動く。80:T2「hum」をちゃんと言い直す(T1とぶつかる)。

・5番の練習 歌い出しがぼやけないように「矢の根」の「Ya」をその音程で準備して。

B系:99「uh-」100「う(ずもれて)」言い直して歌う。103「ほり」裏拍でしっかり入る。

・105「古城にひとり」からの歌い方練習。皆でしっかり作り、結果そろうようでありたい。

・109:B2「ひらーもいーぶ(きー)」の音程確かめ。111:「ゆめの」Yuをスピード感をもって。

・6番の練習 音量で勝負ではなく、水面を行くスピード感をもって歌いたい。

・B1:119「遠く去りて」から主旋律、息を流してしっかり歌う。125「んー」で動き、そこで次の「かたーれ」に入るのが遅れがち。気をつけたい。

・131「あつきここ」はmeno mossoテヌート付きでたっぷり歌うが、132「ろー」はa tempoに戻るので結構短い(自分の中で意識する)。

「さらば青春」

・17「ながれ(てーくー)」で全パートそろう(それまで3連符や付点8分などでずれて進んでいたのが)。

・25「(たわむ)れのー」3連符で。「れ」が短い傾向あり、注意。「(く)ちぶー(えを)」では反対に「ち」が長く「ぶ」が遅れる傾向あり、要注意。

・41:T1「hum」2拍目の入り、ぼわんとしている。アクセントを付けるぐらいはっきり入ること。

・47~48:B系「さがしてー」のリズム注意。

・49「少女よ」から「星も」までパートごとに練習。「そら」「うみ」「つき」「ほし」の子音を立てる。

・57「uh-」から練習。64:B1「かぜもきもー」16分休符で休みすぎて入りが遅れる、注意。

・68~「(たわむ)れのー」「くちー(ぶえを)」「れ」「く」短くなっている。3連符のリズムで慌てずに。

 

【2.連絡事項】

*吉里幹事長から

⓵団員総会議事録案について、特にご意見等がなく、そのまま成案とする。

⓶篠田先生特別会計報告をお送りしました。ご意見等あれば、吉里までお寄せ下さい。

⓷定演チラシ用写真について、本日応募を締め切る。現時点で3名の方から、「琵琶湖周航の歌」に因んだ写真を提案があった。追って、整理し団員のご意見をいただく。

④「バッカスフェスタ」当日スケジュール(詳細)を、今週中にお送りします。現時点で参加予定者数は、41名です。ご予定に変更のある場合はできるだけ早く吉里までご連絡を。⑤現在のアルマ委員の任期(2年)は、第55回定演終了日まで。もし現委員の方で、次期委員継続は難しいという方がおありでしたら、早い目に吉里にお伝えください

⑥糸岡晃さん(アンサンブル・ヴォーチェ団員)が、練習を見学された。

 

【3.配付資料等】なし

 

【4.出席者数】(練習会場:5階ホール)

T1:9名、 T2:13名、 B1:11名、 B2:10名、合計:43名

 

【5.次週 10月19日(水)の練習予定】

田中先生指導による「篠田氏委嘱曲」

以上