平成28年7月20日練習内容報告書

平成28年7月21日
7月20日(水)練習内容・連絡事項報告書      
林 茂紀 
【1.練習内容】
(1) 18:20~18:50 梶田先生指導による「身体起こし」「呼吸筋体操」「腹式呼吸」「発声」
 
(2)18:50~20:50  梶田先生指導による「篠田氏編曲委嘱曲集」
 ・最初に全4曲を通し歌う。それを聴いての指摘は以下の通り。
・「uh-」「lu-」「ah-」など歌詞が変わるところは自分で意識してやってほしい。自分と他の人が違う場合など、放っておかず確かめる。周りにアンテナを張って聴くこと。
・音のとり方がブツブツ、関係性で取られていない。歌い方で言えば雑、レガートになってない。
・メロディラインはよく知られているが、自分の感傷で歌わない。全く新しいものを創るという意識で歌わないとズレてくる(特にビート)。皆で進んでいくビートを創ってこちらが楽しみ、その結果聴く方にも楽しんでもらう。
・メロディを歌う時、他パートと無関係に歌っている箇所が幾つかあり、惜しい。
――そこから重点課題を絞り、下記のように徹底練習をした。
「少年時代」
 ・1小節の入り方の練習(パート毎にやってから全パートで)「uh-」のラストは軽く収め、「ah-」と前へ広げて、mfでしっかり歌う。T1は高めにとる。
 ・3~5小節の練習。「ah-」で伸ばしているあいだ失速しないように歌う。声は震えないように注意。
 T1はひと足先にmfで入る。decresc.は5小節の2拍目から。
 ・6~9小節の練習。「uh」はぶつけずに入り、最後は軽く上向きに切る。T1は8小節の裏拍で遅れず「ah-」と入り、「(ファソ)ファ」が暗くならないように明るい音で歌う。
 ・10~18小節の練習。下3パート「uh」はぶつけずにやさしく入る。12~13小節T2の歌い方の徹底練習(基本リズム、ビート感が取れていない。「だー」は潰れた声でぶつけずに、夢見心地のイメージで歌う。「が」は鼻濁音で。)B1、14小節「oh-」の入りが遅れる人、注意。16小節B2「oh-」から「のこされた」へ、ちゃんと上がること。17小節からT1T2「こころはなつもよう」は一音ずつ押さえつけずに息を流して歌う。B2「こころは」言い直してしっかり歌う。
 ・19~29小節の練習。「ゆめがさめ」からB2→B1への受け渡しの練習(リズム、入り方。B1「なー」どうしても遅れる。B1どうぞ!という、とても良い編曲がしてある。ちゃんと拍頭で入ること)。
19~20小節「uh-」上3パートの練習(T2、2→3拍目への上がり方、ちゃんと次の音を見つけて)22小節T1は4拍目のA音あやしいので体で覚え、しっかり出す。25小節「(よ)びー」の1拍半は詰まらせない音で、特に最後の半拍へ息を流して歌う。27小節B系「お」の音はT2から取る。
・30~44小節の練習。B1はT2の「なー」を聴いて「uh」と入る(1拍目から入る人あり)。
特に39~44小節の転調(イ長調→ヘ長調→ヘ短調へ)の練習をくり返す。42小節T2「なー」と伸ばすうちに音程が「つ」に向けて下がってしまう(「なーつが」同じ音程。息を流して歌い、自分の音程を聴き続ける)。T1は44小節「ah-」の音を確かにしておくこと。

・休憩後、最初から歌う。30小節の入りB1間違い(前小節にrit.あることを意識して、T2の「なー」を待ってから入ることー再度の注意―。更に「むねのー」の入りが1拍早かった。)T2はT1「(あとさ)きー」から「なー」Cisを取る。
・26小節「ゆめはつまり」から歌い直す。31小節B1「uh」♯E音、36小節B2「こころは」の4音があやしいので○を付けて確かにしておくこと。
 ・41小節のB1B2の入りは、40小節で転調するピアノをよく聴いて、休符の間に和音を見つけていくこと。T2は42「なーつが」はっきり入り、43の「ah-」はもっと歌う。
 ・50小節からB1「tu tu・・」の音程不確か、ピアノとともに歌って練習(57まで)。T2と合わせる。T1は54からの「(のび)てー」のEsを高めに取る(とハモる)。
 ・57小節「ゆめはつまり」から60までT2音程が不確かで、ピアノとともに練習くり返す。B1も同様に(「つまりー」→「おもいでの」へ行くリズムも注意)。B2は59「つまりー」→「ah-」1音上がるのを確かに。伸ばしている間、声が揺れないように注意。(この間にイ長調に転調して61へ)
 ・69小節「なつもよう」の音程注意。B2「な」→「つ」で同音なのに音程が変わってしまう。音程を取り直すこと(他パートも同様)。「♮も」の音程をしっかり取る(何度も練習)。70でT1とB2はオクターブになる。互いに意識して合わせること。B2は「うー」で声を揺らさない。
 ・61小節から歌う。63からのB2「だれのー」からは音程よりメロディーをつかんで取るように(まだ、そのメロディーが分かっていない。行き当たりばったりで初めて楽譜を見たよう)。
 ・73小節「uh-」の練習。B2がいい音でしっかり入れば、あとは大丈夫。最後T1B2はオクターブ。
「琵琶湖周航の歌」
 ・8分音符で180のテンポだから、けっこう速い。ビートを感じるには、その前の音(3拍目6拍目)に次へ行くスピードが必要。次のビートを見せるタイミングで。
 ・2番でも同様。「あーかいーつばーきのー」の「か」「つ」「き」etcをちゃんと通って次のビートを見つけていくと、形が見えてくる。
 ・45小節からのヴォカリーズでも同様。3拍目と6拍目の8分音符をていねいに創っていくと形がよくなっていく。
 ・3番4番は楽譜が見にくいので、自分のパートを見やすいようにしておくこと。後半のHmがぼやけて聴こえる。次回は田中先生(この2曲を、とお伝えする)。

【2.連絡事項】
*吉里幹事長から
⓵本日田中先生1ステージ団員として、林﨑幸一さんが入団され、入団の挨拶があった。パートはT2、的場さんの紹介。
⓶「ANCORの会」CD・DVDの注文の集約ができ次第、各パトマネは幹事長まで。
*海上さんから出演者を代表して「ラ・フェニーチェ演奏会」(7月16日開催)来場謝礼挨拶があった。
➂7月23日(土)練習終了後、「アルマ委員会」開催。
                                
【3.配付資料等】 なし

【4.出席者数】(練習会場:317号室)
 T1:10名、 T2:13名、 B1:15名、 B2:10名、  合計:48名

【5.次回 7月23日(土)の練習予定】
・上床指揮者「グリーグ男声合唱曲集」より、これまで練習した全曲
・鮎川指揮者曲「花に寄せて」から1.2.4
        
以上