平成29年2月22日練習報告書

平成29年2月24日

2月 22日(水)練習内容・連絡事項報告書

林 茂紀

【1.練習内容】

  • 18:20~18:50 身体起こしと発声のあと梶田先生指導で「さとうきび畑」の練習

・18小節:B1「lu-lu-」と下りた瞬間の音(F音)がちゃんと聴こえるように。

・26小節:B2「ざわわ」の入り:一人2拍目で入っている(後でも同様の間違い。注意!)

・36小節:B系:ユニゾンで始まり3度でちゃんとハモることでT系の歌を支える。

・41小節:T1T2「でー」2度でぶつかるハーモニーが成立する音程で。

・49~51小節:B2「ah-」の音程確かめ。50の頭(2拍H→)A音へ1音ちゃんと下りること。

・51小節:「しんで」に入るタイミングを皆で合わせること。

・55~56小節:B1「ah-」56のFisまでfのままでしっかり動き、そこからdim.していく。

T1「ah—―」はもっと大きめにはっきり歌う。

・57小節~「ざわわ」の歌い方:「ざわわ~」と遅れてから広がっている。W音を遅れずに出すこと。

・71~72小節:T1T2「なーかーでー ―」ユニゾンから2度でのぶつかりを大切にして、次3度で

ハモる。それをちゃんと意識してやること。B1B2も、そこでユニゾンになることをちゃんと意識して。

(2)18:50~20:50  田中先生の指導で「さとうきび畑」「少年時代」の練習

「さとうきび畑」

・もう少しこれがどんな曲であるかを噛みしめて、それを音楽にする、それをお客に伝えるように。

やっていることは間違っていない。ただお客が「うわーすごい!」と思えるようにするにはどうしたらいいか(以下の練習で探求)。

・冒頭5小節まで歌う。ここでお客に何かを思わせるように(くり返し練習)。歌う方の思いがここでちゃんと決まることが大事。ここで最後の「風に涙はかわいても この悲しみは消えない」の歌を素晴らしい音で包み込む前奏にする。B1「lululu」から「la-」でトーンが下がり、違う感じにならないように練習。

・5小節「la-」の練習:B2の音程が揃い、1オクターブ上の倍音をイメージして(いい声ではなく良い音程が要る)と、1人ひとり何度もくり返す。その後全パートで。伸ばしているうちに下がる、それに合わさず、聴き続けつくり直す(足の指で支えて)。

・T2「lululu―」以下の練習:「lu-」の4部音符で動かないこと(大事な音程)。「luーla-」で音程が変わるのは物理現象(口内の空間、容積の変化による)。変えないためには意識して作り直す必要あり。

・17小節~T系の歌い方:「きょうもーみわたーす」と「もーみ」をつなげてしまうと変。「きょうも みわたーす」と言い直して歌う(特にT1何度も)。T2「みわたーすか」の「か」で音程が数人下がっている。ちゃんとAの音程を狙って出す。

・21小節~:T系「夏の陽ざしの中でー」の歌い方、どんな表現にするのか(「なーかーでー」と落ちていってはここに相応しくない)。「ひざし」の「ざ」の言い方、「zza」と丁寧にやり(座敷の「ざ」ではない)「夏の陽ざし」に相応しい美しく明るい表現にする(「しー」も同様)。B系は、それを支え高める歌にする。曲はここが1番の頂点に来るようになっている。

・26小節~(2番)「ざわわ」の歌い方。どれだけzを言うかで表現が変わる。一番いい表現をねらってやってほしい(どんな気分でやるかで声が変わる)。

B1「ひろいさとうきび畑は」は、皆を代表して言葉を歌うという自覚を持ってやるように。

B系「風が通りぬけるだけ」の歌い方練習。表現を技術でつくってうまくいき、それがお客に伝わった時「うわー、何ていい曲なんだろう」となる。「ぬ」の音節を少しだけ長く言うetc.の技術を使い、会場に伝える。また、その時それに相応しい顔をすること。「だけー」の歌い方ひとつで良くもつまらなくもなる。

・35~42小節を歌う。41「なーかーでー」で小さくするのは、とんでもない間違い(そうは楽譜に書いてない)。表現がまるで違ってしまう。「でー」のタイミングが合わない→T系:集中練習(T2「なーかー」とちゃんと言ってないから遅れる)ここはちゃんと決めないといけない一番大事なビート。合うと整然とした美しさが聴こえてくる。聴き合ってそれをここでやること。

・47小節~(3番)歌う。51「死んで」の「し」は皆で合わせる。「夏の陽ざしのなかで」は付け足しに聞こえる(その中で父が死んでいったと聞こえる、そういうつよい歌にする)。

・57小節~(4番)を歌う。「押し寄せるのは何?」「波」といった人あり。「違うよっ!!!」「悲しみ」。

T1T2は「かなしみが」から「なみのように」まで「・・・・→」をつける(表現をつよくするため)。

B1の「わすれられない」を受けて「かなしみが」とつながるようにT1は歌うこと!(出番だぜは☓)

62小節「ざわわーなみ」とつながってはダメ。「なみ」の前に、( , )をつける。

60小節 B1「かなーしみが、ざわわ」と切ってはダメ。悲しみがこんこんと押し寄せてくるように。

ここのピアノは、悲しみが3連符で動いていくように弾く。

・66小節「風よー悲しみの」とつなげたら、そこには何もない。「風よ 悲しみの」とちゃんと風に呼びかけると「よ」の表現が全然変わる。全員「うみ」「かえして」の1字1字に○をつけ、はっきり発音する。

・85~88小節を歌う。T1B2は「ah-」の前、T2B1は4拍目の「lu」の前に( , )をつけて、間を生かして「ah-」に入る。「ah-」は「ア」と言わないために「(h)ah-」とやる(hを付けてhは発音しない)。入るタイミングは指揮者を見て合わせるのでなく、他の人を見、感じて合わせる。

「少年時代」

・冒頭から一回通し歌う。

・冒頭を何度も。「lulululu,ah-」で「あゝいやだったなあ」と聞こえる。何のために歌うか、ちゃんと持っていなくちゃ。頭に「ア」を付けると嘆きになってしまう。「(h)ah-」とやる(hが聞こえないように)。T1T2でくり返し練習。「ah-」のとき掌を縦にして入れてみる(口をそれだけ縦に開ける)。

2パートでハーモニーをつくる。T2はT1をうまく歌わせてやる意識をもって。

全パートでやる。下3パート:3小節4拍目の裏拍はmfで入る。それは1小節4拍目の裏拍mfに呼応。

・18小節まで歌う。「私の心は夏模様」ここが一番大切なのに、なおざりにしない。

・通し歌う(6~7小節で「短い!」と注意あり。4分音符にテヌート。篠田さんが「雲の上をふわふわと」と言われたところ)。「なかなかいい」と先生。

・10小節から歌う。「なーつがすーぎ」では「夏が過ぎ」にならない。ちゃんとイメージして歌う。

12小節からT2は自分の歌を歌う(声を大きくするだけじゃなく)。「だれのーあこがれにー」をT2の一人ひとり歌う。K氏:「あ」の音程が低い、「(さまよ)うー」が低く、声を揺らさない!と何度も。足指で支えること、「ガラガラうがい」を毎日続けること。そうしないと筋肉が衰え、皆に迷惑をかけると。

・25小節「呼びかけたままで」に「さびしく」と書く。27小節「夢はつまり」に「冷たく」と書く。

そういうイメージで歌う。

・T2「呼びかけたままでー」「た」で下がらぬようつくり直す。「でー」で声を揺らさない(1人)

「まーまでーー」のリズムが取れていない人がいる(M氏、何度も。課題残す→パトリに「頼む」と)。

・28小節:T1「あとさきー」が別物にならないように歌う(「想い出のあとさき」と)。

・50~51小節:T1「目が覚めて」子音をはっきり(m音、s音)「夢のーあと」のリズム「ゆ」「あ」をはっきり(「の」にビートを付けないで)。

・56小節「星屑の空へ」は「豊かに寂しく美しく」(ピアノを聴く)B1「そらへー」のリズム確かめ。

「へ」にビートはない(S氏、特訓の課題残す。力があるから皆をこわすと)。「くず」がちゃんと聞こえるように歌う(子音の発音技術を使う)。

・61~62小節:T1T2「あゝ夏が過ぎたなあ」という感慨が聞こえる歌にする。「なー」「すー」の子音(n、s)を強調すると、そう聞こえる。

・69小節~「な>つ>も>よ>うー」とやると、すばらしくなる。そのあと顔を動かさない(「動くな!」と言われた)。ずっと余韻が続いているところ。その空間を生かす。

【2.連絡事項】

*木本楽譜担当委員から、

・「篠田曲」楽譜表紙は、2月25(土)練習時配付。各自4曲楽譜を演奏曲順に合本の上、持参してください。なお、楽譜及び表紙印刷代金(@300円)をパトマネに納入ください。

*林技術委員長から、3月4日(土・中央電気倶楽部)ゲネの練習予定について。13時開始(演奏曲順に各30分、休憩はさみつつ練習)。篠田先生も会場に来られる予定(詳細は追って連絡)。

*吉里幹事長から

・団員総会【2月25日練習後開催予定】招集通知を2月23日中に送信する。欠席者は、必ず議案賛否(委任状)を幹事長に送付のこと。

・ANCORの会チケット及びチラシ各10枚を本日参加者に配付。チケット需給(不要チケット返却、追加必要申し出)は的場氏が担当。参加費等支払日は、追って連絡する。

・3月1日(水)は、3・4月団費支払い日(1ステ団員の方は、3月分のみ納入)。

【3.配付資料等】上記「ANCORの会」チケット及びチラシ(演奏会参加者に)

【4.出席者数】(会場:5階ホール)

T1:11名、 T2:15名、 B1:11名、 B2:12名、合計 49名

【5.次回 2月25日(土)の練習予定】

上床指揮者「グリーグ」

鮎川指揮者「花に寄せて」 ともに最終練習です。

以上