平成28年12月7日(水)練習報告書

平成28年12月9日
12月 7日(水)練習内容・連絡事項報告書      
林 茂紀 
【1.練習内容】
(1)18:20~18:50 田中先生による立ち方・発声の指導
・足の裏(土踏まず以外)で立つ。特に10本の指を働かすことが息と歌を支える。膝は突っ張らない。
・「Lou Lou・・・」鍵盤の白鍵だけで順にやる。下顎をおろした瞬間に音程がこぼれ出るように。喉で声を作らず、足の指10本で支えるだけ。本人にはかすれた感じがするが、外には頭蓋全体が鳴って聴こえる。
(2)18:50~20:50 田中先生の指導で「篠田氏委嘱曲」から3曲練習
―― ピアノを全体の中心に置いて、それを挟むようにして並ぶ
「少年時代」
・冒頭から通し歌う。出だしの「lulu・・・ah-」以下が表しているのは(少年時代の)「思い出」。
途中で弱くせず、懐かしさがもっとこみ上げてくるように。
・19~「ゆめがさめ」からはB2B1が主旋律。主旋律以外はそれを助ける係、ちゃんと聴きながら歌う。
「uh-」は「Loo-」にする(再指示)。4拍目の4分音符は短すぎても長すぎてもダメ、小節線までちゃんと伸ばして切る。
・23 T2「まどをとじて」しっかり歌い出すこと(この歌は主旋律が交互に出てくる。どこかが弱いと、それがこわれる)。19「ゆめがさめ」から29までひと繋がりの音楽であることを意識して歌う。
・27「ゆめはつまり」T1T2のタイミング、自分たちで合わそうとすること。(何度も練習)
・28「あとさきー」は全パートpoco rit.(T1以外、記入しておく)。音色、暗くならぬように注意。
・30 T2の歌い出し注意(29のすてきなハーモニーの後、それでは変と)。
・34「はーちがつは」助詞の「は」は軽く(大きく出したら変)
・35「ゆめはーなびー」の何とも魅力的な作曲が「びー」と下に突っ張っては生かされない(浮かして!)
また、そのリズムが合うまで何度も練習(体を揺すってでもいい、隣に知らせ皆で合わせる)
・36~B系「わたしのこころはー」は後の「夏模様」につながる。「はー」が暗くては変(明るい響きで)。
B1は37で、譜面通りはっきり動くこと。
・39~「夏模様」は嬉しさがはじけるように開放的に。
・59「おもいでの」cresc.「あとさき」decresc.意識してやること(半分くらいの人やっていない)。
T1はT2の旋律にうまくつなげて「思い出のあとさき」と聞こえるように歌う。
・63 B系「だーれのー」の入り、丁寧に(「だー」とぶつけたら変)。
・68 T1の「こころは」は「こころは夏模様」と言うのに、3パートの「こころは」だけでは足りないから言う。それを階段状に歌ったら変(うれしさ、懐かしさが広がるように歌う)。歌い出し「こ」は足の指でしっかり準備して出す(しゃくり上げない)。他3パートは、「はー」と伸ばすうちに音程を変えない。せっかくのいいハーモニーをくずさないように。
「琵琶湖周航の歌」
・冒頭から歌う。21「しがー」で(歌いやすいからといって)大きくしない。
前奏にかさねて「舟歌!」「琵琶湖!」「青春の思い出!」と先生から言葉かけあり。
・B2:波を表現するピアノに乗って歌い出すように。「さすらいの」は、それを誇りに思っている歌。
・一番を聴いただけで素晴らしい編曲と感じられる。琵琶湖の広さ、こころの豊かさが表れるように。
・44 T2「なーくとーかやー」の歌い方でストップ(「それまでは大変素晴らしかった」と)。
<この作曲家は、音楽的にすごく深いところで心を動かしてくれる、そういう人。口先でなく譜面をしっかり読んで(歌ってほしい)。>
・36から歌う。37で入るT系はmf。B系の歌をつぶさないように。
・40~「恋に」に入るタイミングを皆で合わせる。
45~50「uh―」「ah-」につけられた松葉は、琵琶湖の波を表している。「アー」と言わない。顎を開けたままで、波の揺れが出ればいい。「お客が琵琶湖を思い浮かべるような空間を創ってください」と。
(T2「ah-」嘆きに聞こえる、B2「ア―ア」は変と注意される)
・3、4は素晴らしい編曲。ソリの歌がもっとはっきり聞こえるように(特にB2B1)。再度歌う。
「とてもいい方向です。この作曲家は、すごくこれに思いを込めて書いている気がする」と。
・メロディがもっとはっきり聞こえるように(人数を増やす→B系4人ずつ立って歌った)。
「まだ弱い」と言われた。(どうするか要検討)
・5「矢の根は○ふかく う○ずもれて」歌詞に○を付ける。(T系「う~ず~」と遅くならないように)
各小節の頭に入るタイミングを合わせる練習を皆で繰り返した(「皆で合わせるとアンサンブルになる」と)。
・6113~向こうの息遣いを感じながら、自分の歌でみんなを揃えてやる。
T1の「ah-」が、高い音であんなに一生懸命歌っているのを、支えてあげるのが他パートの皆のやること。
・最後の「ろー」(B音)が、男声の皆の声でピタッと揃うと、ものすごいものになる。
「タイミングが合わないのは何故?」(間)「それは合わせようとしてないから」(爆笑)
「あつきこころー」再度歌う。ちゃんと合った時には、自分の声が持ってかれちゃう感じがする。
・125「かたれ」から最後まで歌う。「ろー」は、名残惜しくピシッと2拍でa tempoで切る。
<この人は、そういうことを何でもないように書いているけど、ものすごくちゃんと意思を持って、このように編曲されている人なんです。この作品のどこを見てもそう思います。> (休憩)
「さらば青春」
・冒頭から通し歌う。
・先ず大事なのは1小節目の付点2分音符の頭・音程がそろうこと(T1T2)。指揮棒ではなく周りの人と一緒に。棒のように突っ張って(止まって)のばすのではなく、波のように円運動をしながら勢いを持って前へ進んでいくように歌う。ここは、これから素敵な音楽が始まるよと知らせる前奏。
・3小節 T1:「lala」を軽やかに、サラッと歌う。全体:cresc.とdecresc.をちゃんとやって、青春への素敵な思いを音楽として創る。青春への思いは一人ひとり皆違うはず。その違うのが、この波に乗って一緒になるところに意味がある。指揮者が決めた通りにやるのは音楽じゃない。合唱じゃない。合唱にする必要がない。皆違う人間、違う一生を送っている人達が歌で出会う。その絶妙な音は合唱でしかできない。
・最初から歌う。B系「ぼくはー」は、美しいピアノの前奏を聴いて、もっとデリケートに歌い出す。
・「ぼくは呼びかけはしない」は「過ぎ去っていくものに未練はない」って(「本当は呼びかけたい」という未練があるから言ってるのだけれど)あっけらかんと言う。その絶妙なニュアンス。男らしく明るく歌う。
・14~18 ピアノへの指導(1,3のビート、律動がはっきりするように弾くように。左手だけでも弾く。14の3拍目のビートで皆を乗せるようにと)
・14~26(のアンサンブル)が実現しないと、本番でも出せない。22までT1T2歌う。ひとりでにニコニコしてしまう、ここはそういう場面。
・T1T2、B1B2で歌う。「黒いみず」「抱きこむ」が聞こえてこない。「うろいみず」と聞こえる。大きさの問題ではない、技術が必要。子音kを前に出し長く発音する。「kkkkLoi」とやる。(何度も練習)
「ろ」が「ら」に近い音に聞こえる。どうするか。唇を前に突き出しすぼめ、百円玉大の○を作って言うと「O」の音になる。T2何度も(Yさん、代表で何度も→手鏡に写してやる)。皆で「A―O―」のレッスン(口の中はAのままで、「AOAOO―」とやる)。
・26~35はアカペラの美しさを出そうという編曲がされている。31,32でちゃんとdecresc.するととてもきれいな音楽になる。33からの「la」では「ア」と言わない。口を開ける(顎を下げる)だけ。舌も下顎に乗って下がるはず(T1)。最後に皆でアカペラの部分を歌って終わる。
【2.連絡事項】
*吉里幹事長から:「新年会」【1月21日(土)午後6時30分・中央電気倶楽部大食堂】開催要領をアルマメールで送付した。出欠を各パートマネージャーにご連絡ください(多数のご家族参加を)。
☆「練習計画表(11月4日送信済み)」を念の為再送しました。ご確認ください。
*林技術委員長から
「新年会」での演奏会に小メンバー合唱演奏参加を歓迎します。参加申込締め切りを12月14日としておりますが、小メンバー参加者にはその後の申し込みも可能とします。
【3.配付資料等】なし
【4.出席者数】(5階ホール)
T1:10名、 T2:14名、 B1:13名、 B2:10名、合計 47名
【5.次週 12月14日(水)の練習予定】
   上床指揮者「多田武彦作品集」                           以上