平成29年10月11日練習報告書

平成29年10月13日
10月 11日(水)練習内容・連絡事項報告書      
林 茂紀 
【1.練習内容】
(1)18:20~18:50
   林技術委員長の音頭で身体起こし・発声の後、T系B系の2部で、ユニゾンから2度3度4度5度のハーモニーをつくる練習。その後「私たちの星」を福島さんのピアノで歌う。
(2)18:50~20:50
梶田先生指導による「そのひとがうたうとき」から3曲の練習。練習中、以下のお話しあり。
 <いい響き、気持ちのいい響きを見つけていくこと:例えば今「ドソ」と出した時ちゃんと5度で鳴り、倍音が豊かに鳴っているか、いつも気を付けながら遊び楽しんでいく。音が取れたと納得するところから、更に音は成長していく。皆でいい音・和音を見つけていきたい(それは他のレパでも同じ)。音は毎回変わる。いつも耳を使っていい音を見つけていく。それがホールでいい音を見つけていくことにもつながる。田中先生のレッスンで学んだこと:本番のために練習するわけではない。練習の時に、いつも本当にいい音を見つけていらした。それが本番で、いい会場で開花する。そこでも同じことをするということ。>
「私たちの星」 
 ・冒頭「はだしでー」のテンポが遅い。2小節前からのピアノでテンポ感をつかんで歌い出すこと。
 ・「はだしで」は明るく喜びをもって。「ふみしめる~」はリズムを立てて、ビート感を合わせて歌う。
・12~「つち」はT1および各パート子音tsを立てて、はっきり聴こえるように。
・24~:B1はmpでT2B2はp。その対比からどんな情景が生まれるか。「つゆ」の形を歌でつくる。
・28~:T2は世界を変えて(例えば学校帰りに隠れているクサイチゴを見つける)楽しさが出るように歌い出す。ゴトゴトではなくスーッと進んでいくように。
・36~:T2B1遅れる。遅れている「症状」に気付く冷静さが必要。ビートを合わせて進んでいくように。その中で指揮も見てほしい。
・43~:B系の歌とT系の歌の対比によって、立体的に聴こえるようにつくる。T系「さまざまなことばが」をひとつながりの言葉にする(「ざ」「ば」「が」を出さない)。B系「ことばー」の「ばー」も同様。
・47:B系「(かーたる)ほし」を言い直し、タイミングを合わせて歌う。
・48~「かなしみを」のpの歌い方:言葉が聴こえるようにKの子音を立て、後は母音の色で表現。
変に暗くしない(ここは「喜びも悲しみも語る星」と言っている)。
・50~はmf。ページめくってからでは遅いのでp49のラスト余白にmfと記入しておく。
・58~:「のー」でcresc.は決してしないこと(また押さえつけない)。
・62~:はっきり場面を変える(60小節からaccel.してテンポは152にアップ)。ギアチェンジが必要。テンポだけ変えても歌い方が同じでは、場面が変らない。
・p14から15にかけて、テンポは同じでもmp→mf→f→ffと熱くなっていく。69と70の間で休まずに「ふるさとの」と入る(T系)。こんなに素晴らしい星だとお客に伝わっていくように。
・71:B2「ふるさとの」の「ふ」の音程が不確か。音の取り方、課題。
・74~:B2「わたしたちの」語尾を落とさずに、次の「ほ」の音程確かに、「しー」は豊かに。
「あい」
 ・一回通し歌う。
・拍子の変化、カウントして対応しつつ歌う。特に3段目から4拍子でB系が歌い出すところ練習。
 ・13~:T2粘着せず、さらっと歌う練習くり返す。B.O.は口の開閉よりしっかり響かすことが第一。
 ・25~28:B1は♭Aの音が基音としてずっと鳴っている。それを意識して維持する(♯Gも同音)。
 ・20の4拍目B1から39まで、くり返し練習。
 <合宿でバルトークの練習を聴いて、こっちの方が「あい」より難しいと思った。また共通性も感じた。松下耕さんはハンガリーで勉強された、その影響か・・・等のお話しあり。バルトークやコダーイをレパとして、多田武彦と共に取り上げて歌うことのアルマの素敵さ。バルトークやコダーイがあれだけ歌えたら「あい」は難しくない(笑い)必ず歌える。形が見えてきた。>
 ・29~39の練習。「あい いつまでもいきていてほしいとねがうこと」のテーマを各パートが受け継いで歌っていく(T1→T2→B2→B1→T2→T1・B1)。揃ったところから崩していく作り(各パート自信を持って歌ってほしい:練習する)。それが最後に「あいー」でひとつになり(5度3度2度が重なるハモリ)クライマックスをつくっている。その間「あい」が何度も歌われ、「ねがい」を表している。
 ・39に「senza dim!」とあるが、それはfffのまま「dimするな!」という強い指示。
 ・その後一瞬「静寂」が来て、40:B2がpで「あい」と歌い出す。含蓄ある「あい」にしてほしい。
 ・40~歌う。60~B2「いのちをかけていきること」詩句のすばらしさ(「まもる」としていない)。
 ・61:rall.するので指揮を見る(→62:a tempoへ)。
・71のラストからmeno mossoでT1からずっと遅くなる。最後73でFdurが鳴る。
 ・次回は20ページの練習をやる。
「そのひとがうたうとき」
 ・冒頭から46までピアノ伴奏とともに歌う。
 ・47~65:遅いテンポで音取り(音程・リズム)をする。64で初めて属七が鳴る(T2上が決め手)。
 ・和音進行:47「ラドミ」51「ソドミ」52、53、54「ドミソ」→55「ミソシ」57「F♯ドファラ」→59「Adurラドミ」→61「ドミソ」と展開していく。その和音をつかまえて歌いたい。
 ・47~:テンポをあげて練習する。65は1拍でスパッと切る。
 ・39~42:4小節を1フレーズにして歌う。47からは、はっきり切り変えて歌う。
 ・67~75の練習:72の後、少し間を置いて73に入る。rit.はT2B1がテーマに入ってから次第に。
 ・67~92まで歌う。77~の曖昧な箇所は次回への課題に残す(ex.T1:79~82)。
 ・93から歌う。「くにぐにの」以下、音の鳴り出しが遅い。息を使って響く場所にスッと行くこと。
・102:「(から)だをこえ」で遅くせず「みらいへと」(T系)にスッと続ける。
・103~110:ゆっくりしたテンポで歌い、パート毎に確かめる。
・T2:108~9の主旋律「ひとのもとまで」をしっかり歌うために、「せ」の後にvしていい。
・T1:110「でー」は4拍しっかり歌う。その中からpで3パート「そのこえは」と聴こえてくる。
・110「そのこえは」から歌う。118~T系「とどく」は金属系の音で鐘のように聴こえた方がいい。
B系の音を確かめた後、皆で歌う。
・125「そのひとがー」は遅くしないでユニゾン→「がー」(和音)に入る。mf の後、松葉decresc.のタイミングは指揮を見て取ること。最後はダラダラ伸ばさず、ラスト127小節の半拍で切る。

【2.連絡事項】
*吉里幹事長から
・団員総会(9月30日開催)議事録確認をお願いした。団員からの指摘に従い愛唱曲集の費用項目名を「愛唱曲印刷製作費」と変更する。なお、愛唱曲集印刷製作費については、費用面等が詰まり次第、再度団員に説明・承認を得るようにする。
・定演チラシ・プログラム表紙掲載用写真には、1名だけ応募があった。他にあれば至急幹事長までメールで送信ください。
・平成30年の合宿は、9月29日(土)・30日(日)実施で、ホテルコスモスクエア国際交流センターを予約した。各自スケジュール記入をお願いする。
・林技術委員長からの提出依頼文書については、本日が締切です。

【3.配付資料等】なし 

【4.出席者数】(会場:5階ホール) 
T1:10名 T2:15名 B1:8名 B2:13名 合計:46名

【5.次週 10月18日(水)の練習予定】
 鮎川指揮者「愛唱曲ステージ」主に外国曲3曲の練習
                                       以上