2019年度のアルマの主要活動

「第21回関西男声合唱祭(バッカスフェスタ)」

第21回関西男声合唱祭(バッカスフェスタ)に参加しました。
 ・期日:2019年11月3日(日・祝) 出演時間:13時41分~13時49分
 ・会場:東リいたみホール(伊丹市立文化会館)大ホール
 ・曲目:Wein、Weib und Gesang 酒・女・歌(バッカス版)
     作曲/Johann Strauss Ⅱ  
     作詞/Text Vvon J.Weyl 訳詞 林 茂紀(アルマ新訳初演)
      指揮:上床博久  ピアノ:福島 久仁子

「アルマ70周年記念アメリカ演奏旅行」報告

こころ(訪問演奏)

 アルマ・マータ・クワイア創立70周年を記念して、2019年8月29日~9月5日までアメリカ西海岸(カリフォルニア州:サンフランシスコ市、ロスアンジェルス市)へ演奏旅行を行った。
 これまで、創立50周年の1996年に欧州3国(ドイツ、オーストリア、イタリア)への演奏旅行が最初で、その後、ロシア、ウクライナ、韓国とも交流を持った。
 今回は、現地で活躍されている日系人コミュニティを訪ね、音楽を通して交流を図ることをテーマにした旅であった。
 団員17名、同伴家族4名とピアニスト(福島久仁子氏)の小規模の旅行団ではあったが、上床指揮者の“アルマの代表としてアルマの歌声を響かせよう”との熱い呼びかけに心を一つにし、緊張のなか関空からアメリカへ向かった。
 サンフランシスコ(8月30~9月1日)では、最初に日本人街の日系敬老施設「こころ」(Kokoro Assisted Living)を訪ねた。介護を受けているシニアの皆さんに、館内のレトロなホールで日本の歌(箱根八里、早春賦、我は海の子、夏は来ぬ、村祭り、琵琶湖周航の歌)とアメリカの歌(Aura Lee、Shenandoah)を歌った。
 皆さんは、歌に合わせてゆっくり体を動かし静かに口ずさんでおられた。

シニアの皆さん

次に、シカモア組合教会(Sycamore Congregational Church)の朝の礼拝に参列し聖餐式のなかで「讃美歌 “やすかれわがこころ”(This is My Song)」を歌った。

礼拝に参列

 午後から同教会礼拝堂で「アルマ演奏会 ”Sycamore Church sanctuary renovation celebration charity concert”」を開催した。プログラムは、下記の通りである。
 ・指揮:上床博久、ピアノ:福島久仁子

【第1ステージ】

・箱根八里(作詩/鳥居忱 作曲/滝廉太郎 編曲/林光)
・早春賦(作詩/吉丸一昌 作曲/中田章 編曲/林光)
・作品第肆(し)(男声合唱組曲「富士山」から)(作詩/草野心平 作曲/多田武彦)
・赤とんぼ(作詩/三木露風 作曲/山田耕筰 編曲/福永陽一郎)
・琵琶湖周航の歌(作詞/小口太郎 作曲/吉田千秋 編曲/篠田昌伸)

【第2ステージ】

・男声合唱のための唱歌メドレー「ふるさとの四季」 編曲/源田俊一郎

【第3ステージ】

・Aura Lee(作詞/W.W. Fosdick 作曲/George R. Poulton)
・You Are My Sunshine(作詞・作曲/Jimmie Davis・Charles Mitchell)
・いざ起て戦人よ(The Song of The Soldier)作詞/James MacGranahan 訳詞/藤井泰一郎)
・Heidenröslein(野ばら)作詩/J.W. Goethe 作曲/W. Werner)
・Shenandoah(American Sea Shanty 編曲/Alice Parker・Robert Shaw)

吉岡恵生牧師(同志社大卒)のご尽力で、合唱愛好家をはじめ多くの方々と交流をできたことに感謝したい。

アルマ演奏会

更に、新学年が始まったカリフォルニア大学バークレー校の”International House”(国際交流・世界平和を祈念して、ロックフェラー家の資金援助を得て建てられた伝統のある600人の学生寮)を訪問し、各国の学生達が集うカフェテリアのラウンジで、“いざ起て戦人よ”、“AuraLee”、“Heidenröslein”、“遥かな友に”を歌った。

 ロスアンジェルス(9月2、3日)では、ハリウッド学園(Hollywood Japanese Cultural Institute)を練習場にしている「L.A.第九を歌う会(L.A.Daiku)」と交流を持った。
 バーンスタイン氏(UCLA教授)の指揮による練習風景を見学した後、アルマと合同演奏を行った。曲は“ふるさとの四季”、前半をバーンスタイン氏、後半を上床氏の指揮、ピアノは福島氏であった。
 更にアルマは単独で“いざ起て戦人よ”を高らかに歌った。現地の皆様は手作りの日本食を持ち寄り、ポットラックパーティーを開いて下さった。
 最後に大きな輪になって“遥かな友に”をハモってアメリカの旅最後の夜を楽しんだ。

LA第九と合同演奏
LA第九と合同演奏①
パーティ
定番スパムおにぎり

 多忙な音楽スケジュールの合間を縫って、ゴールデンゲートブリッジを眺望できる湾内の名門“St. Francis Yacht Club”を訪問し社交界の風に触れ、 夕刻にはブリッジの真下に沈む世界三大サンセットの一つを見るクルーズで、サンフランシスコの黄昏から夜の風景を堪能した。

ヨットクラブ
ヨットクラブで交流
サンセット

 また、ナパバレーの広大なブドウ畑のワイナリー”Grgich Hills”でワイングラスを片手に創業者Mr. Grgich(93歳)の前で”乾杯の歌”を歌った。

ブドウ畑
ワイン談義
オーナーの前で演奏

更に、”Hollywood Bowl”(野外劇場)では、幸運にもLAフィルのリハーサルを聴くことができた。

ハリウッドボウル

これまでに味わったことのなかったユニークな旅を終え、9月5日の夕方、充実感をもって無事関空に戻った。

第39回 四つの男声合唱の集い

・日時:2019年5月6日(月)1:45PM開演
・場所:兵庫県立芸術文化センター ・入場料:1,000円 

《PROGRAM》

1.南澪会合唱団

「男声合唱とピアノのための五つの風景から」

1.旅人よ    (作詞/岩谷時子)
2.君は今でも  (作詞/秋元康)
3.逍遥歌    (作詞/さだまさし)
4.海、その愛  (作詞/岩谷時子)
作曲/弾厚作 編曲/源田俊一郎 指揮/海谷叔伸 ピアノ/石幸千照

2.大阪男声合唱団

「男声合唱組曲とピアノのための『くちびるに歌を』

1.白い雲ーWei1be-βe Wolkenー  (ヘルマン・ヘッセ詩/高橋健二訳)
2.わすれなぐさーVergiβmeinnichtー( ヴィルヘルム・アレント詩/上田敏訳)
3.秋-Herbst-           (ライナー・マリーア・リルケ詩/茅野蕭々約)
4.くちびるに歌を         (ツェザー・フライシュレン詩/信長貴富訳)
作曲/信長貴富 指揮/萩原寛明 ピアノ/内藤菜穂子

3.六甲男声合唱団

「Spirituals(スピリチュアルズ)」

1.Set Down Servant
2.Dry Bones
3.The Battle of Jericho
4.Deep River
5.Soon Ah Will Be Done
指揮/平林陽

4.アルマ・マータ・クワイア

「男声合唱組曲『樅の樹の歌』」

1.春の牧場
2.金峯山の思い出
3.故地の花(妻に)
4.音楽的な夜
5.樅の樹の歌
指揮/上床博久

5.合同演奏

「『大中恩作品集』から』」

1.ふるみち   (作詞/三木露風)
2.幌馬車    (作詞/西条八十)
3.こんな夜には (作詞/土田藍)約)
4.じゃあね   (作詞/谷川俊太郎)
5.草原の別れ  (作詞/阪田寛夫)
作曲/大中恩 指揮/田中安夫 ピアノ/島崎央子