平成28年1月14日
1月 13日(水)練習内容・連絡事項報告書
林 茂紀
【1.練習内容】
- 18:20~18:50 田中先生指導による「立ち方」「歌う時の基本姿勢」
・足の5本指、拇指球、足裏の外側から踵までを意識して立つ。歩くときも最後は指で蹴り出す。
・胸骨が上を向くようにして、お腹は出さない。それを可能にするのがヘソの裏側の筋肉。
・「うがい」「歩く」「姿勢」毎日やらなければ、その程度の筋肉にしかならない。毎日がだいじ。
(2)18:50~20:50 田中先生指導で「唱歌の四季」の練習
「朧月夜」
・1 情景が伝わるように、言葉を読んで歌う。(以下、情景の美しさにふさわしい歌い方の徹底練習)。
・2 では「目」から「匂い」へ展開していく(空、夕月→におい淡し)
・3 B2の集中練習(M―は、mpでdolceで柔らかく歌う。D音、F音が低いので高めに)
T系「ほかげーも」E♭が「げ」で下がりやすい。足の指を使って作り直す(なお「鼻濁音」で)。
・最後の「朧づきよー」の徹底練習 T1「づき」は同じ音だが、「き」で下がりやすい。何故か。
母音が変われば口中の空間の容積が変わる。変われば音程は変わる。
それを変わらせないようにするのが技術。
「き」は無声音だが、それにも音程があると意識してやる。T2は「よー」(C音)をしっかり出す。
「さながら」とは「すべて全部」の意。それが美しいと感動している情景が浮かぶように実現させる。
「夕焼小焼」
・この歌は「声楽」をしてはならない。幼い子の手を引いて歌いかける。普通の声でしなかったら変。
「あゝ夕焼けだねえ」と明るい声で、懐かしく歌い出す。
・「山のお寺の」B系、感じが出るまで徹底練習。「て」(A音、低い人がいる)。
・ここでは「生活の苦しさ」などは聴こえない方がいい。
声楽もいい声も脱け出した世界で「心の歌」を歌いたい。
・13小節「小鳥が夢を」でmfに変わった意味。「小鳥が夢を見る頃」「空にはキラキラお星様が」
という美しい世界をあらわすmf。
・「きらきら」(ダイアモンドでなく、星がきらきらという表現にする)同じ8分音符で。
・4「しょう, お手々」がffで「つないで」からがfに。ここに重大なディナミークあり。
どうしてこんなことをしたのか。ffだからといって大仏さんの手にしない。「小さなやわらかい手」を
イメージして。「つないで」は無理に引っぱったりしない、「つないで帰ろうよ」と言ってる。
音をfに小さくするだけで表現が現れてくる(どういう表現にするかというのが、ここの課題)。
・27小節の「からすと」からはff。これは「でっかく」ということではない。
「豊かな音楽」「説得力のつよい音楽」にしたいという意味(大声を張り上げる音楽など、そもそも無い)。
・31小節「きんの( , )ほし」とする。「きらきら」は言葉を立てる(でっかい声を出すのでなく)。
「ほし」の「ほ」を○で囲む。
・ラストは33小節2拍目の頭で切る(ちゃんとそこまで伸ばす)。
「紅葉」
・秋の景色が、聴いている人に見えてくるように歌うことが大事(頭はよかったが途中からダメに)。
・「渓の流れ」は感嘆!「声」ではなく「意味」を聴かせる。だからmp。
「水の上にも錦が織られている」という感動、それ以外は要らない。
・最後は、皆さんのような人たちが「山のふもとの裾模様、あゝ何てすてきなんだろう!
」と言ってる声をちゃんとハモらせる、それだけで値打ちがある。専門の歌い手たちのように良い声
なんか出す必要はない。皆さんの声で、その美しい姿を描こうとする。それが演奏(いい声でとか発声
とか、ここでは考えてはダメ)。「何てすてきなんだ。秋ってすばらしいなあ!」っていう感動があればいい。
「雪」
・どういう人達に向かって歌うのか、ちゃんと意識して歌う。正解はない。
・最後の「コンー」の入りを皆でそろえること。2拍目の頭で切る。その律動をどこで感じるか?
頭を動かしたりはしない。足の裏で感じるのがいい。
【2.連絡事項】
*石橋821委員から
定演チケット残分があれば、至急返却してください。
*吉里幹事長からの諸連絡
・1・2月団費未納の方は至急納入をお願いします。
・「定演打ち上げ」参加申込は、本日締め切り。
・定演「トスティステージ」用「赤蝶タイ」購入希望調査。結果、7名申込あり。
【3.配付資料等】なし
【4.出席者数】
T1:9名、T2:13名、B1:12名、B2:11名、合計:45名
【5.1月 20日(水)練習予定】
3曲練習 「トスティ歌曲集」「草野心平の詩から」(休憩)「海の詩」の順で
以上