平成29年7月5日(水)練習内容・連絡事項報告書 

平成29年7月7日
7月5日(水)練習内容・連絡事項報告書      
林 茂紀 
【1.練習内容】
(1)18:20~18:50
   林技術委員長の音頭で身体起こし・発声(特に母音による音程変化への対応)の後「銀河の底でうたわれた愛の歌」「Abschied」を歌う。
(2)18:50~20:50
梶田先生指導による「そのひとがうたうとき」から2曲の練習
「あい」 この曲は音取りができたら7割はできたことになる、と先生から。
 ・冒頭から17小節冒頭まで一回歌った後、1~4小節、各声部の音取り確かめをやる。
B.O.は開口n音で。8分音符1拍でカウントしながら。
 T2:冒頭入りの音程を確かに。特に1小節4拍目のEs音をしっかり半音下げて取る(B1のCと短3度でハモる)。3小節4拍目のD音をしっかり下げて出すように。
B2:4小節「あい」はmfでしっかり入る。
 T1:2小節「あい」はアクセント(<>)あり、遅れずしっかり入る。下パートは♭F音を正確に。
 ・5~8小節、各声部の音取り練習。
 T2:5小節の動きは主旋律で皆を引っ張っていく。息を流してcresc.し、6小節ではfで♭B音に入ってからdecresc.する。7小節の(♯A→)♯DはT1より高いので、先ずしっかり出してから他とのバランスで調整する。8小節「あい」はイメージし息を流して。
 B1:5小節のリズム形がちゃんと出るように(T1も同様)。6→7小節へ息を流して移行する。スラーの間(u――)はできれば一息で、無理なら上手にどこかでブレスして。
 B2:5→6小節は切らずに(音はoからaに変わるが)息を流して取る。7小節からのuはoにならないように上に響かせて。
 T1:5小節はB1同様大きい3拍子で動く。7小節の4拍目H(B)音を確かに取る(そこでoに変らないように)。―8小節「あいー」:T2B1が2度でぶつかり、確実ではない不安な「揺らぎ」が聴こえる。
・1~17小節冒頭まで歌い、9~12小節まで各声部の音取りを確かめる(テンポが変わるので注意)。
 B2:「くちでいうのはかんたんだ/あい」と/を入れて言い直す。(皆さんがこう言うと、味わいがあってすごくいい)
 T2:10小節の音がなくなる。自分の音を聴き続けながら、息を流して作り続ける。
 12小節「あいあいー」の「い」で息が止まり、平べったくきつい音に。上に息を流し響かせること。
 全パート:12小節3拍目の「あい」は、<>付き。皆で言い直す。メロディーはT1下のA音「あい」から13小節T2「あい」につながっていく(これが和音の骨組みとして聴こえるといい)。
・13~17小節までの練習
 T2:主旋律(「あい もじでかくのもむずかしくない」とあるが、皆さんの時代どうやって愛を伝えるのか?と考えると難しいと思うけどな、とか面白くてたまらない。皆さんがこれを歌う素敵さ。)
 13小節「あい」の「い」は伸ばさず、押さえつけずに。15小節「あ(いー)」16小節「B.O.」の入りが遅い。その前に「,」を付け区切って、リズムがはっきり見えるよう遅れずに入る。「B.O.」から17「u-」への3度をしっかりとる。「u-」の出し方の練習(口先でなくお腹の深いところから出して高く響かせる)。
 T2B2:15小節でオクターブのAs音になること意識したい(13の冒頭もそう)。
 B1:15小節「あい」裏拍での入りと音程を確かにする。
 T1:13小節「あい?」にならぬように。16小節、「B.O.」裏拍での入りをはっきり(<>付き)。 
・17~24小節の練習
 T1:主旋律を歌う。22~23「(すきにな)るー」のG音のとり方(T2の「(あ)いー」と同音)。
 B1:(T1を受けて)「すきになるーことー」の「るー」♯C音を確かめる。その後T1B1一緒に歌う。
 T2:最初2回「あい」と遅れず裏拍で入る練習。21「u-」♯C音の響かせ方(ぺしゃんこにすると倍音が出ない)。23「(あ)いー」の♮G音がしっかり、深い響きで取れるよう練習。
 B2:上下に分けピアノを聴きつつ練習。下パート20「しっているー」サスペンス風の音、息を流して。
・13~24小節を全パートで歌う。こうして音を取りながらゆっくり作っていきたい。全体像が見えるまで時間がかかるが、確実にやりたい。
・最後に冒頭から39小節まで通し歌う。
「そのひとがうたうとき」
・冒頭から46小節までピアノ伴奏とともに歌う。
・「そのひと」:「の」が出さないように(ビートあるが、強くしたら変)。
・「うたーう」:平たく潰れた「たー」はよくない。(いろんな「うたう」をイメージされるのはいいが)
・「そのこーえは」:「その」は8分音符で刻んで、次のビート「こー」に向かう。
・9~10小節の練習。
B1:「とおくからくる」は主旋律、meno fでしっかり歌う。他パートはそれを聴く。
T2:10小節「くー」下顎が上がり、上も低いため平たい。響きを意識し高めに取る。
T1B2:「くー」がソラでぶつかり「るー」でドソとハモる。T2B1はそこに入る(ドミ)。
・冒頭から22小節まで歌う。
「あらそいあうこころとこころのすきまから」の詩句、ようそんな詩を考えたと思う。普通なら憎しみしか生まれないと思うが、その隙間から「そのこえはくる」。素敵な詩。
・11小節にpoco con moto とあるが「少し動きをもって」の意。少し速くする。
T2:「うずくまるひとりの」で「まる」が間延びして「ひとり」の入りが遅れる(練習)。ここは感情移入せず客観的にやる。
B1B2:「ひとりー(の)/としよりのー」と歌う。ひとりの若者ではない年寄りの、を意識したい。
・15小節ではっきり転換して歌う。「たくさんの」上3パート、入りを意識してそろえる(練習)。
・20小節「こころの」にcresc.付けてある。「のー」で消えないで次の「すー」に入る。
・21小節「すきまから」sub.P 「す」fで入り、入った瞬間Pでレガートでつなげて歌う。
「らー」でT2がE音に動いた時ヘ長調のドミナント(ソシレ)が鳴る。他3パートは全音符で伸ばしているが、同じ音でもその瞬間音の種類が変わることを意識し味わいたい。
・T2B1:15~22小節を歌う。同じリズム型で3度でハモりながら動く。
・T1B2:同上歌う。B2:19~のリズムと「ここーろのー」の音程(下がりがち)の練習。
・23小節からのT2「そのこえはくるー」は低いので、B1も一緒に歌う(「のー」は出さない)。
B2はそのリフレイン、音響的な効果もあり。
・28~29小節「ひとのこえは」B2T1練習(「ひとの」はマルカート気味に、「こえは」の音程)。
・30小節からの練習(変イ長調に転調)
B2:朗々とよく響かせて歌ってほしい。37小節「そーのひとーがー」母音の変化で音程が変わるので、変らないように作り直して。次の「うたうときー」も同様。
T2:転調を変に難しく考えずに。T1:高みから鳥が飛んで来るように歌い出す。
・39~42小節T2の素敵な旋律、T1も一緒に歌っていい。この4小節をひとつにして歌うと、そこから何かが生まれてくる(「おもい」を「いのりのおもい」「おもいつぶやき」どちらにするかも含め。英訳詩では後者になっているが。谷川さんはどちらにとってもいいということだろうし、作曲者も)。
・46小節まで歌って終わる。(すばらしい!とほめ喜ばれる)
【2.連絡事項】
*吉里幹事長から
・本日は、7・8月分団費納入日。今回は4月からの団費減額に伴う精算を行う関係上、できるだけ早期の団費納入をお願いする。
・団員宛て、「団員増強新施策案」を送信した。内容確認の上、どしどし意見をお寄せ下さい。
・京大合唱団出演の「Joint Concert2017〜華~」(7月16日・いたみホール)には出来るだけ多くのアルマ団員が聴きに言っていただければと思います。チケット(アルマとして20枚購入)を希望者にお渡しします(無料)。石橋さんまで。
・来年8月末に開催される「第21回富士見高原詩のフォーラム」への正式参加要請が過日、富士見町教育委員会から山下代表に参りました。
*団員増強チーム森崎さんから 「団員勧誘申告カード」結果報告があった。団員にはその集計表をお送りします(7月6日送付)。団員全体でのバックアップをお願いします。
*林技術委員長から:先週有志で行った東北演奏旅行で、清水脩「最上川舟歌」を地元(山形県左沢)の老人介護施設で歌ったら、現在の本歌を81年前作った方の子孫が居られ、「先祖に嬉しい報告が出来る」と喜ばれた。そんな感動的出会いがあって、アルマでも歌おうという上床さんの提起になったのだと思う。
*梶田先生から:京都木曜会定期演奏会来場謝意があった。次回は60回記念として7月16日・京都コンサートHで開催。
★T2辻垣さん(本日練習ご出席)は、体調の関係で当面休団されることになった。
【3.配付資料等】なし(自由練習用コピー譜、補充あり)
【4.出席者数】(会場:513会議室)
T1:8名、 T2:15名、 B1:9名、 B2:13名、 合計 45名
【5.次週 7月12日(水)の練習予定】
 上床指揮者:多田武彦「雨」のⅣ、Ⅴを主に。他に「最上川舟唄」(清水脩作曲)も。
 (アルマ名曲集をお持ちの方はご持参または各自コピーしてご用意ください。
お持ちでない方には、木本さんの方で用意していただきます。)
以上